怒鳴る指導は、どうすればなくなるのか?

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今日はブログのコメントから抜粋して記事を書こうと思います。
もし「いいね」と思ったら指導者同士でシェアしていただけると嬉しいです。

 


コメントは部活動の指導に関しての報告です。

こんにちは。いつもブログを拝見させていただいています。
私は高校でバスケットボールを指導している教員です。先日も練習試合を行い、他のチームの顧問が生徒に罵声を浴びせていました。顧問の言うとおりに動かないと怒られる生徒を見て、とても残念な気持ちになりました。
私自身もこのサイトを拝見させていただくまでは、生徒に向かって、シュートやパスの指示を出していました。
現在では、生徒ともにNBAからバスケットボールを学びながらバスケットボールを楽しんでいます。
これからも配信よろしくお願いします。

 

コメントありがとうございます。

 

さて、僕が情報発信を始めた理由は、
僕自身の物語のところで散々話していますが、
部活動、バスケットボールの場を変えたいきたいからです。

 

 

指導者の方には、
自分の考えが絶対だと押し付けたり生徒のプレーを上から押し付けて制限する事なく、
生徒とともに成長しながらバスケットボールを楽しんで欲しいと思っています。

 

そのために、僕も毎日学びながら、
色んな人の価値観を取り入れています。

 

 

一言で言うと、

遊びと上達や勝利を繋げる場を作りたい

ということです。

 

もともと子供のときは誰でも、
誰かに何かを言われずとも遊んでいたし、
毎日新しい発見を自分から探して、
目の前の友達と真剣勝負を楽しんでいたはず。

 

その気持ちがいつからか忘れてしまって、
怒鳴ってしまうような場が生まれてしまうのです。

 

 

このコメントしてくれた方は、
指導の価値観が記事を読んだら変わった
と言ってくれているのですが、

こうやって指導者の価値観がこのブログを元に変わっていけば、
僕としてもとても嬉しいですし、日本の部活動(ミニバスなども)変わっていくと思っています。

 

 

「部活動を変えるのは、部活動指導員が・・・」

と世の中では言われていますが、
その制度自体がどうなっていくかもわからないし、
仕組みだけが変われば指導の場が良くなるのか?
というとそんな事はないと思っています。

 

じゃあ、いつどうやって変わるのか?

 

何も僕のブログが全てというつもりはありません。

 

でも、僕のブログを読んで、
怒鳴る指導をしなくなって選手とともに学ぶ指導者が一人でも増えたら、
そのチームでバスケをしている生徒が大人になったときに、
必ず今やっているバスケの楽しさを誰かに伝えたいと思うはずです。

それは指導者になって伝えるかもしれないし、
指導者にならずに保護者になって伝えるかもしれないし、
方法はわかりませんが、必ず広めたいと思えるはずです。

 

 

楽しいものは、自然と広まっていきます。

 

「うわーこれめちゃくちゃ不味かったわ~」
という料理を食べた後と、
「この料理は作った人の想いが詰まってるし凄く美味しかったなぁ!」
という料理を食べた後だったら、
どちらを人に広めたくなるかなんて聞くまでもありません。

 

たとえ、このブログの読者が一人だったとしても、
その人から教え子の10人に楽しいバスケが広まれば、
その10人のうち2人が10人に将来的に広めるかもしれません。

 

そして、その20人の一人ひとりが10人の友達に伝えたら・・・
あっという間に200人に楽しいバスケが広まっていきます。

 

 

これは僕の発信が・・・という意味ではなくて、
指導者をしている方はどんな立場で指導をしていたとしても、それだけの影響力を持っている
ということです。

 

これって本当に素晴らしい事ですよね。

 

自分が好きなバスケットボールを通して、
目の前の子供たちの人生を豊かにする事ができる。

 

そして、その子供たちは成長したら、
何かしらの形で受け取った良い影響を広げ、
また同じように人生を豊かにする人が増えていきます。

 

それは指導者がどれくらい先の事を意識しているか?
によって変わってくることですが、
少なくともバスケットボールを通して、
自分も目の前の子供たちも楽しませる事ができるのです。

 

これは本当に素晴らしい事だなと思います。

 

 

というのも、僕は最近、
「指導者」という立場でバスケットボールを教えたり、
ネット上でのコミュニティ運営でそういった立場で発信をする事があり、
そこで目にする選手の成長、もらう返信や感想からそう感じます。

 

自分が学んでいる事が誰かの役に立ち、
また新しい事を周りの人が教えてくれて、
さらに新しい世界を見えるようになる。

 

選手とともに成長する

とは最高の循環を生んでくれます。

 

「三人揃えば文殊の知恵」
といった諺がありますよね。

 

一人では知れない事を
誰かが教えてくれるから短時間で知れて、
その間に自分はまた新しい事を学び、
それをまた提供する事で、また新しい学びが返ってくる。

 

教育って素晴らしいものですね。

 

 

「教育は上から何かを教えるもの」
という考えかがあると、楽しさは頭打ちです。

 

一緒に成長していけばいいのです。

 

 

あ、話がまた少しそれてしまいましたが、

コメントしてくれた方のように、
良い指導現場は良いエネルギーが循環します。

 

そして、そういった場が一つでも増えれば、
いつか部活動の場、スポーツ指導の場は変わるし、
それが日本の教育を変えていくことにも繋がると思っています。

 

まぁ壮大な話で先が遠いような話に聞こえるかもしれませんが、
もうそれを実現できるための準備は揃ってきているので実現させます!

 

 

インターネットを使えば、そんな事も可能になります。

 

一人の個人でできる事には限界がありますが、
ネットを使って皆で協力していけば、
大きなこともあっという間に成し遂げられます。

 

 

 

怒鳴る指導を変えていくためには、
ということで話を始めましたが、

あとは、「勝ち方」というのも大切ですね。

 

例えば、
「あのチームがむかつくからボコボコに倒して格の違いを見せつけてやる!!」
という気持ちで指導者が目をギラギラさせて、
選手も怒りの気持ちをプレーに表しながら激しくプレーをして圧勝したら、
負けたチームはどんな感情を抱くでしょうか。

 

指導者は「馬鹿やろう!もっと練習厳しくしていくぞ!」
と更に怒鳴る指導を強めるかもしれません。

 

選手は「あんなに差を見せつけられたら勝てる気がしない。もう練習しても意味ないじゃん。バスケつまらないな」
と気力を失ってバスケが嫌いになってしまうかもしれません。

 

指導者は「復讐心」がエネルギーの源泉になり、
選手はエネルギーを奪われてバスケから離れてしまう。
そして、また自分たちよりも下のチームを見つけて格の違いを見せつけ、
負けたチームの指導者と選手は、・・・

 

と、これは同じ事が繰り返されるだけです。

 

 

勝つという事は、負ける相手がいるという事。

 

勝つにしても力で圧倒するのではなく、
「自分たちもあんなバスケがしてみたいな」
と相手が思わず思ってしまうような
バスケットボールの楽しさを伝えていく事が必要です。

 

「そんな綺麗事、言ってられるか!」
と思うかもしれませんが、
コメントをしてくれた指導者の方は既にそういった気持ちで指導をしているはずです。

 

だって、対戦相手の事を考えながら試合をしているからです。

 

その時点で、既に勝負の次元が高いし、
たとえ勝ったとしても自分の事を驕らず、
更なる成長を目指してバスケを続けていくはずです。

 

それにそういった気持ちで指導していた方が、
結果として選手は成長するし自分も楽しめます。

 

 

「敵までも味方にしてしまうようなバスケ」

 

これは言葉だけを聞くと漫画の世界に思えますよね。

 

ルフィとか桜木とか、
あーいった漫画の主人公の多くは、
敵を味方にする不思議な力があります。

だから、敵から応援される事もあるし、
敵も復讐心がエネルギーの源泉にならないので、
「もっと面白い世界を作っていこう」
という感じで協力して世界の価値を高めていけます。

桜木で言えば、仙道とかとすぐ仲良くなって、
「バスケをもっと楽しみ上手くなる事」
にエネルギーを注げていますよね。

まぁ細かいことを言うと、
仙道を倒すためにバスケが上手くなりたいと思っているんですけど、
本当の敵だと思っていたら「あんなムカつくやつ・・・!」と目をギラギラさせて、
そもそも仙道と話したりしないはずです。

 

 

部活動の指導も、
自分の選手とともに成長していくのはもちろん、
対戦相手の事も考えながらお互いに切磋琢磨いけるチーム
というのが増えていけば変わっていくはずです。

 

これは僕自身が体験した事でもあり、
今、体験している事でもあります。

 

具体的にどうしたらいいのか?

という話は新しいコミュニティで話そうと思います!
(今月中には募集を開始します。)

 

 

ちょっと色々脱線した気もしますが、
たぶんバスケで全部繋がっているはずです。(たぶん)

 

またもらったコメントに返信する形の記事も書いていこうと思います。

 

NBA開幕しましたね。
忙しい楽しい毎日がまた始まりそうです。

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    • みっちー
    • 2017年 10月20日

    自分の子供がバスケを始めて、情報を求めて偶然こちらのサイトを見つけてから、ちょくちょくチェックさせてもらってます。

    考えている方向は似ていると思うのですが、まだ上手く表現できません。

    ただ、もし中学や高校時代に戻れるなら、自分のスキルアップを第一において活動すると思います。個人的なスキルトレーニングできるところを探したいです。

    自分の現役時代を振り返ると、チーム練習ばっかりで、個人スキルを教えてもらったことないです。そんな時間ももらえなかったな。

      • バスケのヨシ
      • 2017年 10月21日

      こんばんは。
      ちょうど同じようにチームプレーよりも個人技の方がバスケの本質なのでは?という意見をもらいました。オンボールもオフボールもどちらも大切ですよね。僕の場合は個人技というのを子武術などを取り入れて嫌っているのですが、身体の動かし方を変えていくのもとても面白いです。指導者によってもバランスが違うし、昔よりは今の方が個人技術の情報も増えているのかなと思います。また何かありましたらコメントお願いします。

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